小学4、5年生(非受験学年)では、新しい単元を学ぶことが大変多い為、この段階 で多くの知識を詰め込まれてしまうことで「算数嫌い」になってしまうことも少なく ありません。 そこで、最初の段階では「単元ごとの最低限のルール」だけを伝え、あとは多少時間 をかけてでも自由に考えさせるような環境をつくってあげることが重要であり、まずは生徒さんが「興味・関心をもつように仕向ける」ことが先決です。
そのような環境づくりをしてあげた後で「実はこんなに簡単な方法があるんだよ」と、効率的な解き方を明快に解説することにより、「理想の学習の形」ができあがります。 同時に得意分野、不得意分野は必ず生じるものですから、「弱点の補強」も同時に行っ ていけば、無駄のない算数の学習ができます。
例えば、「規則性の問題(周期・等差数列など)」では、はじめから求める式を教え込む のではなく、「20番目」を問われていたらまずは20個書き出してもらいます。 答えがわかったあとに「何か他に解き方はないか?」を考えさせます。その後タイミングを見計らって「実はこんなに早く、しかも簡単に答えを見つけられる 方法があるんだよ」と教えてあげるのです。
同時に有名な「公式」を教えてあげれば、生徒さんも「これは便利だ」と感じることが でき、自然と公式も解き方も身についていくものです。
中学受験の算数は、どの単元も奥深く、丸暗記や反復だけでは到底対処しきれません。 できるだけ低学年のうちに「つまずき」を経験し、それを乗り越える喜びを多く積み
重ねていけば、「入試への自信と実力」が自然とついてくるものです。
大勢の受験生を相手にする大手進学塾の授業では、初めて扱う単元をどのように扱っているのでしょうか。
一般的には、 → 要点のまとめ → 例題 → 演習問題 → 宿題 → 確認テスト というテキスト通りの手順で進めていきます。しかし、このような「受け身のカリキュラム学習」を続けていくと、単調であるがゆえにどうしても消化不良を起こしてしまい、その結果としてミスが続出するといったことになってしまいます。
そこに追い打ちをかけるように塾の先生や親御さんからミスを咎められると、 「もうミスしたくない」という気持ちだけが先走り、逃げやごまかし行動を始めるようになるケースが目立ちます。
さらにライバルから差をつけられたりすると、いよいよ焦りも激しくなり、負のスパイラルに陥ってしまいます。 特に「何度も同じようなミスをしてしまう」という場合、生徒さんは何も考えずただ 演習を繰り返しているだけのことが多く、これでは事態を改善することはできません。
ミスを繰り返す生徒さんには必ず原因があります。 例えばスポーツでも同じことが言えますが、「繰り返しおかしてしまうミス」への対処法を身につけないまま放置しておくと成長が望めないばかりか、スランプからもなかなか抜け出すこと
ができません。 但し、「真剣に取り組んだ結果のミス」は逆に大歓迎です。
授業や家庭学習、確認テストではどんどんミスをしてもよいのです。 失敗こそが生徒さんを大きく成長させてくれます。 重要なのは、その1つ1つのミスに対し、ただやり直して類題を解くのではなく、 「なぜミスしたのか?」→ 原因 「ミスはどうすれば防げるのか?」→ 対策 をなるべく生徒さん自身に考えさせ、失敗を活かせるよう仕向けてあげることです。
また、結果的にはミスだとしても「内容としては合格」という場合があります。 その場合は良い部分を「いい線いってるね。あと一歩だ」というように褒めてあげることで「ミス」であっても次に活かすことができます。
このような習慣の積み重ねが、やがて「入試本番への大きな自信」となって返ってきます。
「小さいことでも良いところは褒め、ミスは必ず本人に後始末をさせる」 ことが何より重要であり、「逃げやごまかしの行為」は厳しく指摘することが大切です。
家庭教師アルファ・ネクサスの中学受験専門のプロ家庭教師が実施する授業では、まずは上述のような「日頃勉強の習慣」から改善し、生徒さんを志望中学合格へと導いていきます。
中学受験の算数には、学校により様々な出題傾向や出題形式があります。 出題形式を大きく分けると、
(1)考え方も書かせる形式
(2)答えだけ書かせる形式
の2つがあります。
(1)は、御三家校(開成・麻布・桜蔭・女子学院)」などの超難関校や、中堅校、または「正解から遠くとも表現力で救済してあげよう」とする中学に多くみられる出題形式です。
(2)は、御三家校に準ずる難関校をはじめとする多くの学校が採用する形式です。 よく、「考え方も採点の対象になるので注意しなければならない」と言われますが、答えだけしか見ない学校の場合は、その答えが間違っていたら「救済措置」が一切ないわけですから逆に注意が必要です(考え方も書かせる形式の方が親切であるともいえます)。
また、答えだけを書く形式の学校でも、問題用紙にきちんと考え方を示しておくと見直しをする際に便利なのは言うまでもありません。
問題を解く際は普段から、
「わかりやすく条件を整理」し、「順序よく解き方を書き示す習慣をつける」
ことが、(1)への対応力(部分点を稼ぐ力)をつけると同時に、(2)の形式でも正答率を上げることに繋がります。
そして、「順序よく解き方を書き示す」習慣を身につけておくと、中学や高校で理数系科目を学習する際に必ず役立つことも忘れてはならないことです。 当社のプロ家庭教師は、上記のポイントを押さえながら成績アップを図っていきます。
お子様を大手進学塾へ通わせるご家庭の悩みとして「範囲のあるテストでは点が取れ るのに、実力テストになるとまるで点が取れない」という話をよく聞きます。 当然のことながら入試本番は「範囲のない実力テスト」と同じですから、この状況を改 善しなければならないことになります。
大手進学塾では、「日々の学習をしっかりしていれば実力テストにも対応できるはずで、実力テストで点が取れないのは、日々の学習が不十分だからだ」ということにして、「特に何も指示しない」という指導で終わらせているケースが圧倒的に多いのが実情です。
しかし、 「日々の学習(授業) → その復習 → 確認テスト」というやり方だけでは、 「模試」や「過去問」さらに「入試本番」で力を出せるようにはなりません。
では、「実力テストへの対応力」はどうすればつくのでしょうか? まず、「各単元がバランスよく揃っている小問集合形式の問題集に定期的に取り組む」ことが大切になりますが、大手進学塾では「毎日こなす小問集」を低学年のうちから課題として取り組ませることが多いようです。
しかし、このやり方では、 「同じパターンが続く」 「1回の問題数が少ない」 ということが繰り返されることになってしまい、なかなか十分な実力がつきません。
特に受験まで1年を切った時点では、「取り組み方に工夫を加える」か、新たに「小問 集合問題集」を活用して対処することが重要になってきます。
家庭教師アルファ・ネクサスでは、追い込み時期の「模試」や「過去問」についても、「死守すべき問題」と「捨てても良い問題」を整理し、「ミスの原因」、「時間配分の検証」などを効率的に実施した上で、次の模試や過去問へ活かす習慣をつけて実力をつけてもらうことも重視しています。
受験学年(小学6年生の追い込み時期)では、「死守すべき問題でのミス」は全て防止しなくてはならないため、解き進め方(表現法)の工夫なども含め、十分な対策を行っています。
「ミスの原因究明」の習慣をつけることで、試験本番中の「見直し」の精度を大いに高め、志望中学合格へ大きく近づくていくわけです。
中学受験で志望校合格を勝ち取ることは大変なことです。しかし、大手塾などでは管理しきれない「細かい部分へのフォロー」を家庭教師が行うことによって、不得意単元の克服や志望中学を意識した日々の学力強化も自然と実現させることができます。
また、 一番の要である「志望中学の過去問」管理についても、個々の生徒さんの状況を踏まえ、より細かな指示を出していきます。 さらに生徒さんの目的意識(例えば「平面図形は原則得点源とする」など)や、やる気を高めていくのも私たち家庭教師の役割の一つと考えています。
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